●刃物の素材について
包丁は、素材によって切れ味やメンテナンス性が異なります。
現在ステンレス製の包丁を使っている方は、切れ味に物足りなさを感じているかもしれませんし、
鋼製の包丁を使っている方は、メンテナンスが手間に感じているかもしれません。
用途や保管状況、お客様がどのくらいこまめにメンテナンスできるか、などを総合的に考慮して、
お客様に合った素材の包丁をお選びください。
鋼(はがね) | 切れ味の良さは随一です。錆びやすい点がデメリットですが、 研ぐことで本来の切れ味を取り戻せるので、 こまめにメンテナンスできる方にはおすすめの素材です。 |
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ステンレス | 鋼に比べると切れ味は劣りますが、錆びにくいため、メンテナンスの手間がかかりません。 包丁を砥ぐことに不慣れな方、メンテナンスが面倒だと感じてしまう方に おすすめの素材です。 |
セラミック | 熱や錆に強く、軽量です。 使いやすい素材ですが、欠けや割れが発生しやすい点にご注意ください。 |
なお、当店では包丁の研ぎ直しも行っております。
包丁が錆びたり欠けたりしてしまった場合は、お気軽にご依頼ください。
●包丁の種類について
包丁にはいくつか種類がございます。
それぞれ得意な食材、不得意な食材がございますので、下記を参考にしてください。
三徳包丁 | 肉、魚、野菜など、幅広い食材に向いた万能包丁ですので、はじめの1本におすすめです。 |
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牛刀 | 刃渡りの長さにバリエーションがあるのが特徴です。 本来は肉用の包丁ですが、野菜やパンを切るのにも使えます。 |
剣型包丁 | 刃先が剣のように鋭くなっています。刃渡りが長く、用途としては牛刀と同じです。 |
●刃物を長持ちさせるためには、メンテナンスが必要です。
用途や使用頻度、素材の特徴などに合わせて、適切なメンテナンスを行ってください。
●色素の濃いものを切った場合に、色移りすることがあります。
多くの場合はすぐに対処すれば落ちるので、使用後の拭き取り・洗浄を習慣付けましょう。
●ご使用の際は、ご自身や周囲の方へ十分に注意を払い、安全に取り扱ってください。